#23 働き方改革を履き違えている人
こんにちは。ラブビートです。
今日も押し付けず、言いたいことを言います。
日本では、慢性化した長時間労働や劣悪待遇に終止符を打つために、「働き方改革」と称して、様々な対策が行われているのは皆さんご存知のことと思います。
最近では、有給を年間で必ず5日は取らせなければならない義務が企業に生じたことが記憶に新しいです。
僕は基本働きたくないので、どんどん働き方改革して、少しでも居心地の良い空間にしていってくれ~と願っていますが、僕の感覚では、「働き方改革」を履き違えて、虚空の権力を振りかざしている労働者が増えていると思うんです。
例えば、「チームでやっている仕事が今日締め切りなのに、定時になったからと1人でそそくさと帰ってしまう人」
会社のルールとしては合っているとは思います。定時に帰ること自体に何の疑問も無いですし、それは何の違反でもないです。
でも、それって人との付き合い方としてどうなの?って思います。
同調圧力うんぬんの話ではなく、これは「助け合う・支え合う」という精神の欠如だと思っています。
定時で帰るなら、みんなで一斉に帰れるように、またはより早く帰れるように協力すればいいと思うんです。
カップルで隔日でゴミ出しをしていたとして、彼女が風邪でダウンしていたとしても、彼氏が「今日は俺当番じゃないから、ゴミ出さないよ。彼女が当番なんだから早く言ってきてよ。俺は当番じゃないから。」
う~ん。人との付き合い方としてどうなの?
長時間労働を推奨しているわけでは勿論ありません。むしろ長時間労働には反対です。でも、働くという前提の前に、「助け合う・支え合う」という人としての行いを忘れて欲しくないなと思います。
近い将来、放課後に校庭で遊んでいた子供が転んで怪我をしてしまったとき、そこを通りかかった保健の先生が、「今日の業務は終わったから、看病はしません。」という世の中になりそうで怖いです。(保健の先生に定時は無い!という話ではなく、あくまでも怪我をしている生徒を見つけたら、人として助けて欲しいという意味です。)
働き方改革を経て、人と人との関係が軽薄になる予感がしたので、この記事を書きました。
周りにいませんか?働き改革という看板を振りかざして、「自分だけが都合の良いように動いている人」
今回は一例だけを取り上げましたが、「プレゼンがある日に(急用ではない)当日有給」や「女性だからという理由で、荷物を運ぶ作業を全て男性に任せる人」など、珍しく無いです。責任放棄や気遣いの欠如等、改革してはいけない部分まで「働き改革」は影響している印象です。
大きな反動があるほど、労働に不満を持つ人が大勢いるという表れかもしれませんが、人として生きていく上での温かさがこれからどんどん失われていくのではないかと、ラブビートは危惧しています。
『周波数はあなたのラブビート』