#91 ラジオというメディアについて
こんにちは。ラブビートです。
今日も押し付けず、言いたいことを言います。
あなたはテレビ派でしょうか、ラジオ派でしょうか。
特にテレビ派だからどうとか、ラジオ派だからどうとかいう話ではないです。
ちなみに僕はラジオ派なのですが、ラジオ派って圧倒的に少ないと思うんです。今回は、何故僕がラジオ派であるのかを語らせて頂きたいと思います。このブログは「ラブビートの読むラジオ」というブログで、どうしても「ラジオ」という言葉を入れたかった理由も併せてお話させて頂きます。
僕がラジオと出会ったのは高校生のときです。
試験勉強をするときは大体いつも音楽を聴きながらでした。
ウォークマンで音楽を聴いていたのですが、ふとFMラジオを聴けることを知り、なんとなく周波数を合わせて勉強のお供にし始めました。
学校外で勉強をするときは大体夜で、19時~24時帯の番組を聴いていました。高校生の僕にはまだまだ大人な内容の番組が多い中、出会ってしまったのが、TOKYO FMで月~木の22時から生放送される「SCHOOL OF LOCK!!」でした。
この番組の詳細は省きますが、前提としてはパーソナリティが「校長と教頭」でリスナーが「生徒」と位置づけされます。そして、その日のテーマに沿って生徒が番組掲示板に書き込んだ内容を校長と教頭が汲み取り、生徒と生電話をして共有したり、解決したりしていきます。
僕はその距離感の近さに衝撃を受けたのです。
テレビでは、基本一方的に情報を流されるのに対して、ラジオは双方から情報を投げかけるのかと。
リスナーがパーソナリティに、パーソナリティがリスナーに声を掛けて、一緒になって番組を作り上げていく姿に感動しました。
2011年3月11日 東日本大震災。
この日、電車が止まってしまい、当日は家路に着くことが出来ませんでした。
高校近くの友達の家に泊めさせてもらい、みんなが寝静まった頃に、ラジオをつけました。
すると、元の番組は全て休止して、東日本大震災に関する情報を届けていました。これはテレビも同じですが、やはりテレビは被害状況を一方的に伝えるばかりで、正直気が滅入ってしまいます。
一方ラジオは、被害状況を伝えるのはもちろんなのですが、それに加えてリスナーからの声を読み上げていました。
「福島の○○に住んでいる○○です。私は無事です。これを聴いていたら、連絡してください。」
こんなメールが読まれるんです。テレビでは考えられない距離感だと思いませんか。
そして、心を落ち着けるための曲を選んで、随所随所で流してくれるんです。
とにかくリスナーへの寄り添いが、とても温かいんです。
そんな経験から、僕はラジオというメディアを心から信じるようになりました。
ラジオは時にライフラインとなります。
ラジオをつければ、独りのあなたを独りにさせない。
そんなツールだと思うんです。
このブログも誰かの気づきのきっかけとか、ライフラインになったり、独りじゃないだ!!って感じて欲しい気持ちを込めて毎日投稿し続けてきました。
正直、アクセス数を稼ごうと思えば、いくらでも媚びることは出来るんです。
でも、それはあえてしませんでした。
案の定、日々のアクセス数が伸びることなくこのブログは終わろうとしています。
それでも、僕は読んでくれる人に寄り添っていたいんです。
アドセンス登録もあえて、このブログでは避けてきました。
この空間をお金に替えたくないからです。
言いたいことを言うことで、本音を言うことで、意図していない誰かと繋がれたりすると信じているんです。
あと9回となりました。
どんな声を受け取ろうと、僕は最後まで続けます。
『周波数はあなたのラブビート』