ラブビートの読むラジオ

こんにちは。ラブビートと申します。 24歳独身サラリーマン。童貞です。残念です。そんなラブビートの読むラジオは、フリートークを中心に毎日お送りします。~押し付けることなく、言いたいことを言う世の中へ~『周波数はあなたのラブビート』全100回予定 

#54 台風19号レポート「北千住」

こんにちは。ラブビートです。

今日も押し付けず、言いたいことを言います。

 

 

 

53日連続で続けてきたラブビートの読むラジオですが、昨日その更新が途切れました。というか、途切れさせました。

 

 

 

言わずもがな、台風19号の影響です。

 

 

 

毎日投稿を意気込んでいましたが、それよりも大事なことがあるだろうと思い、ブログを書く時間と意識を全て台風19号に当てました。

 

 

 

台風19号が、今までに経験したとことのない雨量を誇り、風速も60mを記録すると予測されており、狩野川台風に匹敵する勢力であるとの情報は耳にタコが出来るほど聞いていました。

 

狩野川台風とは1958年の台風22号で、東海と関東では大雨となり、土砂災害や河川の氾濫が相次ぎました。 伊豆半島中部では、特に集中して雨が降り、大量の水が流れ込んだ狩野川が氾濫、伊豆地方だけで1,000名を超える死者が出ました。 また、神奈川県や東京都でも、市街地の浸水や造成地のがけ崩れなどにより、大きな被害がでました。

東京都心の日降水量が過去140年あまりで最も多かったのが1958年9月26日の371.9ミリで、これが狩野川台風の接近時に観測されたものです。台風19号は東京でこの時に匹敵、または超すような雨量が予想されています。

 

 

 

そんなわけで、小心者の僕は、台風の来る土曜日の3日前に水を6L買い、懐中電灯とアルファ米を用意しておきました。

 

 

 

どれぐらいスゴイ台風になるんだろうか~と台風の来る当日はなんだかそわそわしていたのですが、13時ぐらいまでは、雨風共にそこまで激しくなかったので、正直「なんだ、大したことないのかな。」って思っていました。

 

 

 

朝起きてからは、ずっとTBSラジオをつけていて、9時~13時の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴いていました。定期的にレポーターの方が、新宿駅の前などで一般の人に生取材をされていて、交通網が完全にストップしているということは把握していましたが、雨風はそこまで酷いというレポートはやはりありませんでした。

 

 

 

何もする気が起きず、ボーっとラジオを聴きながら、Twitterのタイムラインを追っていると、静岡で既に浸水をしているという情報が目に入ってきました。

 

 

 

え?まだ台風の暴風域に入ってないのに浸水してるの?

 

 

 

正直驚きました。

 

 

 

 

 

今回は本当にやばいのか?そう思いました。

 

 

 

 

 

タイムラインを引き続き追っていると、友達の元に避難勧告の通知が入ってきていると発信していて、おやおやと。。。

 

 

 

15時になるころには雨風も強くなり出して、やっとこそさ台風!という雰囲気が出始めた頃、「大沢悠里のゆうゆうワイド土曜日版」という番組が始まりました。一度も聴いたことはなかったのですが、垂れ流しながら聴いていると、とても心地よい声で、思わず耳を傾けてしまいました。

 

 

 

内容としては、元々の内容を変更して全編台風19号に関する内容となっていました。

16時頃まで台風情報を聴いていると、携帯から聞いたことのない耳障りの悪い通知音が聴こえてきました。

 

 

 

【避難勧告】

 

 

 

荒川が氾濫するかもしれないということでの避難勧告の通知でした。

 

 

 

僕が住んでいるのは、北千住の辺りなのですが、北千住は「荒川」と「隅田川」に挟まれた中州のような土地となっています。

 

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つまり、川が氾濫するようなことがあれば、間違いなく浸水します。さらに言えば、海抜0メートル地帯なので、甚大な被害が出る可能性が高い土地なのです。

 

 

 

僕はこの日を迎えるまでそんなことに気が向いていなかったのですが、ここで初めて、「やばいかもしれない」と思い始めました。

 

 

 

その通知をきっかけにハザードマップと避難所の確認をしました。

それでも、正常性バイアスがかかっていたいたのか自宅待機をしていました。

 

 

 

そんなとき、ラジオでレポーターの人が「今北千住駅から徒歩5分の辺りにいる」と喋っていて、え!と思って耳を傾けてみると、「足立区に避難勧告が出たので、北千住辺りの指定避難所へ向かったのですが、何故かその避難所の方から人が駅の方へ向かっています!なんでかなぁ?と思って、避難所へ行くと、もう人でパンパンになっていて、ゆっくり出来る空間はないということ、受付はしているのですが、入るのに1時間かかるといったような状態とのことでした。そして今さっきなのですが、指定避難所ではない全小中学校は開放する!というアナウンスがありましたので、皆さん各小中学校へ向かっているのだと思われます!」とレポートされていました。

 

 

 

「あ!これほんとにやばいかも!!」と思って、リュックに買っておいた水や非常食と着替えと懐中電灯諸々詰め込んで、家を飛び出しました。

 

 

 

外は幸い雨風が弱い時間帯で、スムーズに最寄りの学校へ避難することが出来ました。

 

 

 

職員の方に誘導され、避難場所に向かうと、また避難勧告の通知が鳴り響きました。そこにいた全員の携帯が一斉に。

 

 

 

明るいうちに避難出来てよかったなぁ~と思い、床に座り込んでいました。

 

 

 

17時に着いて、ラジオを聴きながら、ひたすらジッとするかお手洗いに行くかをしていると、20時頃、「岩淵水門」が閉まったという情報がTwitterから拾いました。これは、荒川と隅田川の分岐点に鎮座しており、これを閉めることによって、隅田川への水の流入が減り、いわゆる下町が氾濫から守られます。

 

 

 

 

 

その代わり、隅田川へ流れるはずだった水は、全て荒川に流れ込みます。

 

岩淵水門は北千住よりも上流にあるので、つまり。。。

 

 

 

 

 

そしてそのタイミングで、荒川系ダムの「二瀬ダム」が22時より緊急放流という情報も流れてきました。

 

 

 

勿論、ダムからの緊急放流があれば、水嵩は増します。

 

 

 

悪条件が2つ重なり、本当にやばい状況が作り出されてしまいました。

 

 

 

 

 

21時頃には、非公式の避難所でありながら、100人~150人程が集まりだしました。

 

 

 

 

 

Twitterでは各地の様々な被害状況が次々と更新されていきました。

 

 

 

 

 

21時30分ごろ、荒川沿いの「綾瀬川」が氾濫危険水位に達したという通知は入りました。北千住側の川ではなかったですが、荒川もいつそうなるかわかんねぇなぁと思いながら、ボーっと過ごしていました。

 

 

 

 

22時。二瀬ダムの緊急放流の時間。

しかし、どうやら職員の方がギリギリまで頑張っていただいたおかげで、緊急放流はしない方向になったとのニュースが。

 

 

 

結果、最後まで緊急放流は無くなり、日付が変わる頃に自宅へ戻りました。

 

 

 

避難までしましたが、早めに水や食料を用意しておいた経験と、ラジオはテレビでは伝えきれないかなりピンポイントな情報もキャッチすることが出来るということと、避難場所を把握することが出来た経験は、今後また災害が起こりえる時のシミュレーションとして貴重な経験になりました。

 

 

 

また、情報源としてのTwitterは一番早く情報をキャッチ出来るツールとしては優秀ですが、いかんせん拡散される情報は真偽に関わらず被害が大きい情報ばかりになるので、客観的な情報をキャッチするには向いていないかもしれません。

「なにも起きていない」というツイートよりも、「こんなに酷い事態が起きています!」というツイートの方がリツイートされやすいですからね。

 

 

 

 

全国で被害の出ているみなさまが1日も早く元の生活に戻れるよう祈っています。

 

 

 

 

『周波数はあなたのラブビート』